スマホから投稿したらコピペをしくじったようなので再投稿します。
モバ様お暇な時に消しておいてください。
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昨日、久しぶりに週末の大阪の街に出ました。
夕方の5時ごろビジネス街の待ち合わせ場所に着くと、地下のカフェから異様な風体の女の娘たちが上がってくるところでした。四・五十人はいたでしょうか、私の立っている目の前の歩道で話し込んだり写真を撮ったり。全員少女漫画から抜け出したようなコスチューム。ピンクのフリルのついた超ミニのワンピース、白のハイソックスにピンクの靴のお嬢さんたち、全身黒一色で恐ろしく高いヒールをはいた娘さん。などなどなどなど。中には白人や黒人の娘さんもいました。でもああいう格好はスタイルが良すぎるとかえって似合わないものですね。ミニから伸びる脚が長すぎて、ハイソックスとの間が妙に間延びします。
人待ちなので、私はそこを動けない。細い一方通行の道路を挟んで両側の歩道は彼女たちでぎっしり。そりゃ写真とるでしょ。なにしろこちらは人待ちで暇ですし、こんな近くでコスプレの娘さんなど見たことありませんから。かしゃっ!かしゃっ!
「すみません!」
振り向くと高いヒールでほぼ私目線の全身黒ずくめの女性。
「今写真撮ってたでしょ。それ消してくださいませんか。」
25・6才でしょうか、言い方は丁寧ですが目がきつい。目のまわりのラメが光るので余計きつい。もう怖い。隣で少し背の低い赤いミニスカートが胡散臭そうにこちらを見上げる。
ああ、そりゃそうだよね。そっちから見たら人待ちで佇んでいるようには見えないよね。さっきから変なジジイがこっそり自分たちを盗撮している。相手の心が分かるだけに少したじろぎます。
「わかりました。いいですよ。でもこれは何の集まりなんですか?」
少し気圧された気分を、跳ね除けるように聞き返す。
「お茶会です。」
答えはそれだけ。
「はぁ?!」
答えになっていないと思うけど、それ以上聞き返す気にはならない。二人はそれだけ言うと画像の消去を確認もせず颯爽と去っていきました。あの格好で地下鉄に乗るのかとこちらは少し心配しながら見送ります。
コスプレ趣味の女の娘たちが昼間のカフェを貸し切ってみんなでオチャすることも「お茶会」と言うそうですよ。ご存知でした?
まさに現代の浦島太郎のお話!
え、写真?
もちろん消去しましたよ。こちらにも意地がありますから。